樫の芽会は、経済的事由により修学が困難な学生に奨学金制度をもって支援し、
将来社会にとって有用な人材を育成することを目的に、昭和36年に設立されました。
樫の芽会 設立について
『樫の芽会』はその名前が示すように、樫の芽の双葉にも相当する学生の皆さんがのちに樫の巨木にまで成長、発展して頂くことを念願として創立された奨学育英団体であります。その設立には、本財団の初代理事長である白石方亮氏(北陸電力㈱・元常務取締役)の「一年に一人でも二人でも貧しい前途ある青年のために学資の一部に援助する方法はないだろうか」「私の余生をこれに捧げたい」との固い信念と情熱、そしてその崇高な思いに感銘した先代前田又兵衞氏(前田建設工業㈱初代社長)の大きな財政的支援がありました。
昭和36年に4人の奨学生を選定して奨学金月額5,000円で開始された事業は、創立時の思いが脈々と受け継がれ、また心からなる善意に満ち溢れた数多くのご支援者を得て、財団設立以来60年を越えた今日、奨学生・会員数は千百名を超えるような大きな発展を遂げ、会員は各方面で今日も活躍されています。
設立趣意書(抜粋)
「ささやかなりともこれら有為の青年の向学に資するため奨学資金を貸与し、
将来のわが国をになう人物を世に出すことを願い、
ここに財団法人樫の芽会を設立せんとするものであります。」
初代会長
前田又兵衞
前田建設工業(株)
初代社長
初代理事長
白石方亮
北陸電力(株)
元常務取締役
樫の芽会の概要
所在地 | 東京都千代田区九段北四丁目3番1号 一口坂中央ビル |
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設立 | 昭和36年3月24日 平成21年10月1日 公益財団法人へ移行 |
目的 | この財団は、一般子弟のうち学術優秀、品行方正、身体強健であって経済的事由により修学が困難な者に対し、奨学援護を行ない、もって社会有用の人材を育成することを目的とする。 |
事業内容 | (1)学資金の貸与 (2)成績優秀者・善行顕著者の表彰 (3)奨学活動助成 (4)その他目的を達成するために必要な事業 |
資産・会計 | 設立当初、前田建設工業株式会社から寄付されました1千万円を基金とし、寄付金・配当金・利息・その他の収入をもって運営する。 |
正味財産 | 令和6年3月31日現在 35億92百万円 |
会の構成 | 役員・会員・奨学生で構成されています。奨学生は卒業後会員として、相互間の交流に加わっていただきます。 |
奨学金 | 月額 4万円貸与、毎年4月と10月に各1万円給付 |
会員 | 令和6年6月現在 1,247名 |
奨学生 | 令和6年7月現在 126名 |
活動助成 | 非営利型の学習支援活動団体に対して活動資金を助成する。 |
役員等一覧
会長 | 小村 武(一社)日本倶楽部会長 | ||
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評議員 | 小原 好一前田建設工業(株)顧問 | ||
佐藤 禎一元ユネスコ大使 | |||
谷下 一夫(一社)日本医工ものづくりコモンズ理事長 | |||
沼田 典明北陸電力(株)理事・東京支社長 | |||
林 貞行元駐英大使 | |||
伴 襄(一社)建設広報協会会長 | |||
理事 | 理事長 | 池上 正人東北大学名誉教授 | |
常務理事 | 西川 博隆前田道路(株)前取締役会長 | ||
江上 節子武蔵大学名誉教授 | |||
大内 雅博高知工科大学システム工学群教授 | |||
栢原 英郎元(社)日本港湾協会会長 | |||
佐々木和枝学校法人桜蔭学園 前理事長・校長 | |||
松村 秀一神戸芸術工科大学学長 | |||
監事 | 佐藤 裕治佐藤裕治税理士事務所、公認会計士 | ||
大野 成史前田建設工業(株)法務・コンプライアンス部長 | |||
選考委員 | 選考委員長 | 村野健太郎元国立環境研究所酸性雨研究チーム総合研究官 | |
田嶌 大樹東京学芸大学こどもの学び困難支援センター講師 | |||
永田 和之麗澤大学工学部教授 | |||
林 明子大妻女子大学家政学部児童学科専任講師 | |||
吉野 輝雄国際基督教大学名誉教授 | |||
顧問 | 青山 博之東京大学名誉教授 | ||
半林 亨元(株)ファーストリテイリング社外取締役 | |||
福田 優元福井大学学長 | |||
前田又兵衞前田建設工業(株)前取締役名誉会長 |
情報公開
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